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【大崎裕史 麺喰いにつき】1300円も納得『潮くろき』の貝出汁 「ラーメン1000円の壁」どこ吹く風、スープだけでも十分な「料理」 (1/2ページ)

 「ラーメン千円の壁」と言われて久しい。しかし、それも店によるのだと思う。というのは「くろき」(秋葉原)は最低金額が1000円である。それでも行列を維持している。そして今回、毎週金曜限定営業の「紫くろき」が閉店し、11月3日に「潮くろき」としてオープン。こちらのメニューも最低1000円である。「千円の壁」など、どこ吹く風。しかも多くの人が1300円の特製を注文していた。

 今回の「潮くろき」のテーマは「貝」である。潮そば(塩味)、牡蠣味噌スパイスそば、季節の野菜と貝のつけそば(日替わり)。初訪時には特製潮そばを注文。特製だから具が多いのは当然だが、これはもはや「料理」である。ワンプレート、もといワンボウルランチであり、この具沢山で1300円は安いと思える内容、そして満足度。

 スープは貝出汁の塩味。使用する貝はホンビノス貝、浅利、牡蠣、ムール貝、赤ざら貝など。下支えに鯛出汁も使っているという贅沢スープ。もううま味たっぷり、スープだけで十分な「料理」。もはや脇役じゃない。しかもチャーシュー以外はアニマルフリーなのにこの出汁感。

 麺は2種類から選択。私は自家製絹ごし細麺にした(もうひとつは手揉み麺)。トッピングは浅利と玉葱の真薯揚げ、あかざら貝、トマトサルサソース、鰹出汁たっぷりの穂先メンマ、九条ネギ、チャーシューは豚ロースを塩、タイム、セージでマリネし、低温調理。これを2枚巻いて提供。その上にはグリーンタプナード。

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