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【マンガ探偵局がゆく】「8マン」のコンビが描いたSF作品『エリート』 空に大きな目玉が浮かんでいる絵がトラウマに (1/2ページ)

★ミッション(10)空に目玉が浮かぶマンガは?

 世間は年の瀬。マンガ探偵局もなんとか年を越せそうだ。今回の依頼は最近、還暦を迎えたという男性から。

 「調べてほしいのはトラウマになったマンガのことです。小学生の時、友達のお兄さんから借りた雑誌に載っていたマンガに、空に大きな目玉が浮かんでいる絵があったのです。子供には、その目が怖くて、今でもときどき夢の中に出てきてうなされることがあるほどです。雑誌の名前は忘れてしまいましたが、週刊ナントカだったはずです」

 目玉が浮かんでいるということでまず思い浮かぶのは、1966年に『週刊少年マガジン』に連載された水木しげる『墓場の鬼太郎 妖怪大戦争』に登場した西洋妖怪のバックベアードだ。しかし、依頼人の言う、大きな目が空に浮かんでいる、というのとは少し違うようだ。

 そこで、依頼人が小学生だった時代のマンガ雑誌を探してみた結果、見つけたのが桑田次郎の『エリート』だ。65年8月から『週刊少年キング』で連載が始まったSFマンガで、原作は『ウルフガイ・シリーズ』などを書いたSF作家・平井和正。60年代半ばまでは、若手SF作家がマンガやアニメのシナリオに起用されることが多く、平井のほかに辻真先や豊田有恒、山野浩一らが活躍した。

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