記事詳細

【後悔しない がん治療法の選択】温泉やビタミンC点滴療法の補完代替医療 「なぜ生きたいのか」をとことん考えるQOD (1/2ページ)

★(5)

 医療に100%の安全はないが、補完代替医療は近代西洋医学より安全とされていることが強みだ。インドのアーユルヴェーダや中医学など、伝統医学と呼ばれるものの多くは、エビデンス(科学的根拠)には乏しくても、百年千年単位でその国や地域の人たちに根付いているので、重篤な副作用などが少ないことはある程度証明されている。

 たとえば放射線ホルミシス療法は、ラドン温泉、ラジウム温泉浴で温泉から蒸発してくる、あるいは溶岩や岩盤から放射される放射線を浴びることで免疫を刺激し、がんなどの原因となる活性酸素を減らすといわれる。欧州では広く行われている治療法で、一部の国では保険が利く。日本でも、秋田・玉川温泉や鳥取・三朝(みささ)温泉など有名ながん患者の湯治湯がいくつかある。

 また、効果は証明されていないが、効果がありそうだと多くの人が気にしている治療法もある。たとえば、がんやアンチエイジングによいとされる高濃度ビタミンC点滴療法は、いまだ効果の有無のどちらの証明もされていない。しかし、QOL(生活の質)の改善や抗がん剤の副作用の軽減などの可能性があるとされ、単独で治療をしても標準治療等と併用しても、重い副作用は認められないのが利点だ。

 注意したいのは、放射線療法の場合は、がんに効果的な線量を浴びることができる施設、温泉をどうやって選ぶかということと、湯治にかかる時間やお金をどれくらい投入できるか、ということだ。ビタミンC療法も高額なので、いつまで、どれだけの金額をかけられるのか、できればあらかじめ決めておきたい。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース