記事詳細

【ドクター和のニッポン臨終図巻】はしだのりひこさんが最期も歌って残した「風」 死の10日前にも仲間と歌、周囲も驚き (1/2ページ)

★はしだのりひこ

 昭和40年代、日本のフォーク音楽をリードしていたはしだのりひこさんが12月2日、72歳で旅立ちました。パーキンソン病で死去との報道でした。

 訃報が流れたその夜、桑田佳祐さんがラジオで「日本のポール・サイモンだった」と追悼し、ヒット曲『風』をかけたことからも、音楽シーンに大きな影響を与えた人物だったことがわかります。

 はしださんの長女によると、パーキンソン病を患ったのは約20年前。9年前に奥様を亡くされた頃から体調が悪化したようです。

 高齢化に伴い、パーキンソン病の患者さんが増えています。脳幹部にあるドーパミンという神経伝達物質が減少する病気です。

 手足の震えや歩きにくさを感じることが初期には多く、進行に伴い、両手足にこわばりなどの強い症状が出てきて、日常生活に支障が出てきます。

 抑うつ障害や幻覚、睡眠障害や頻尿、認知機能の低下なども現れることがあり、最近注目されているレビー小体型認知症と症状が重なるため、誤診されたり、誤った処方をされたりして悪化してしまうケースも実は多いようです。

 進行を遅らせる薬はありますが、完治させる治療法はまだ確立されていません。進行具合は人それぞれで一様ではありません。

 はしださんの場合は、20年間も難病と共存できたのですから、立派な闘病であったと思います。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース