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【どこまで分かる その検査】1泊入院で睡眠時無呼吸症候群など診断できる「睡眠ポリグラフ検査」 いびき、日中の眠気、口の渇きなどはSASのサイン (1/2ページ)

 日中の眠気や集中力低下などを引き起こす「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」。放置すると高血圧や糖尿病、心疾患などの原因にもなる。そのSASの疑いが強い場合、「睡眠ポリグラフ検査(PSG)」という精密検査が行われる。

 「睡眠総合ケアクリニック代々木」(東京)の柳原万里子医師が説明する。

 「PSGはSASだけを対象とする検査ではありません。1泊入院で患者さんの睡眠状態を精密に評価できるため、数多くの睡眠障害の診断に用いられます。SASの疑いがある場合には、まず簡易検査でスクリーニングをして必要であればPSGを行います」

 ここではSASで用いるPSGとして話を進めたい。SASは、睡眠1時間あたりの無呼吸(10秒以上持続)および低呼吸の回数が5回以上ある状態。低呼吸とは、浅くて弱い呼吸が10秒以上持続し酸素不足になるような状態だ。重症のSASでは2分に1回は呼吸が止まり、心臓に負担をかけ睡眠を妨害するというから恐ろしい。

 「簡易検査は検査機器を自宅へ持ち帰り、就寝時に装着して行います。指先のセンサーで体の酸素不足や心拍の変化を記録する『パルスオキシメータ』のみを使う方法と、加えていびきや鼻呼吸、胸腹部の呼吸運動などのデータを同時に記録できる複数のセンサーを用いる方法があります」

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