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【安達純子 血圧を下げる新常識】日本人の腎臓、欧米人に比べて少ないネフロン数 出産時から増えることなく…生活習慣病の改善で対策を (2/2ページ)

 「生まれてからネフロン数が増えることはありません。低体重で生まれたお子さんは、ネフロン数が少ないだけでなく、その機能も弱い可能性があるのです。腎臓を守ることを意識していただきたいと思います」(神崎助教)

 早産などで低体重出産は珍しいことではない。また、第二次世界大戦直後の日本は、食糧難だったこともあり、低体重で生まれて大人になった人もいるだろう。日本人のネフロン数の少なさと、それらがどう関係するかは、今後の研究に委ねられるが、いずれにしても腎臓は弱いとの認識が日本人には必要だ。特に別項に当てはまる人は、食生活に注意しよう。

 「ネフロン数の減少は、自覚症状に乏しいまま進み、元には戻りません。腎機能の低下に伴うタンパク尿を見逃さず、食生活の見直しや、血圧管理など生活習慣病の改善に努めていただきたいと思います」(坪井准教授)

 腎臓を守れば血圧もコントロールしやすい。負の連鎖を断ち切ろう。 (安達純子)

 ■注意したい腎機能の主な低下要因
 □2500g以下の低体重で生まれた
 □塩分など味の濃い食生活を続けている
 □睡眠不足が続いている
 □家庭血圧測定で135/85mmHg以上の高血圧状態が続いている
 □高血糖状態である
 □動脈硬化が進んでいる
 □BMI(体格指数=体重kg÷身長m2乗)が「25」以上の肥満である

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