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【冬の突然死に気をつけろ!】夜の入浴、長風呂は禁物 飲酒中のトイレも「排尿後失神」で大事故につながる危険あり (1/2ページ)

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 冬の突然死は、外気温の変化などで自律神経の働きが乱れやすいことが引き金となる。前回、起床時から3時間程度の突然死リスクについて紹介したが、「夜の入浴」も危険と隣り合わせだ。冬場は、寒い脱衣所や洗い場と、熱い湯船の温度差が広がるため、入浴中に突然死のリスクが上がるのだ。

 「自律神経の交感神経が過度に緊張すると、血圧上昇や心臓の興奮性もあがり、心室細動を起こしやすい。心室細動になったときには、すぐに自動体外式除細動器(AED)で心臓の動きを元に戻さないと、死に直結してしまいます」と、長年循環器疾患の治療や予防に力を注ぐ東京医科大学病院健診予防医学センターの山科章センター長は警告する。

 全身と肺に血液をおくる心室は、規則的な拍動をしているが、心室細動になるとブルブルと小刻みに震える状態になり、血液を全く送り出せなくなる。乱れた電気波形をAEDでただちに戻さないと命に関わるのだ。

 「内臓型肥満に伴うメタボリックシンドロームの人は、交感神経の活動が亢進している人が多いので注意が必要です。とくに普段から脈拍数が多い人が要注意であり、飲酒後の入浴も危険ですから控えてほしい」

 風呂に入るときには、脱衣所はヒーター、洗い場は熱いシャワーで事前に温め、風呂の温度は40度程度にし、42度以上にはしないように。寒暖差をなくすことも大切で、1番風呂よりも家族が入った後の2番目が、洗い場が温まっているのでおススメ。じっくり温まるより「カラスの行水」の方が良いという。

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