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【阿部亮のつぶやき世界一周】ナゼ鳥類は長寿なのか ほとんどの鳥は一夫一婦制、哺乳類はわずか3%…関係は?

 野生動物の生態について、動物図鑑に興味深い記載があった。「陸上の野生動物の平均寿命は?」というものだ。

 象▽フクロウ▽白鳥▽コンドルが60年前後。

 チンパンジー▽オランウータン▽カバ▽オウム▽ダチョウ▽アホウドリが50年前後。

 ゴリラ▽サイ▽ワシ▽鶴▽インコが40年前後。

 熊▽馬▽ラクダ▽ペンギン▽タカ▽カモメが30年前後。

 とにかく鳥類の寿命が長いことが分かる。哺乳類は体が大きいものと、霊長類が長生きなのに比べて、鳥類はオウムやカモメやインコなど、小型なものも長生きだ。また、虎やライオンなど肉食哺乳類は長生きできないのだが、鳥類は肉食・植物食を問わない。鳥類と哺乳類の寿命については、何か異なる法則があるのだろうか。

 鳥は産卵~孵化(ふか)~巣立ちまでの一定期間を巣に留まって、世話し続けなければならないことが哺乳類との根本的な違い。その間の卵、子鳥、親鳥のリスク回避のため、鳥類はメス・オスが協力して自分たちのDNAを残す仕組みを確立。結果的にこの方式が有効だったため、鳥類約1万種の9割以上が「一夫一婦制」になっている。対して哺乳類は約5000種のうち、わずか約3%。

 鳥類の一夫一婦性については、シーズンごとに相手を変える方式と、ワシ、コンドル、アホウドリなどのように、死ぬまで同じ相手と連れ添う場合がある。

 そしてこの一夫一婦制は、鳥類が生み出したものか、先祖の恐竜が始めたものか、また、巣立ちまでは生き延びても、ナゼ鳥類が長寿なのかはいまだ不明。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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