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【冬の突然死に気をつけろ!】高い心拍数は心室細動を起こす要因に 時計型デバイスなどで日頃から心拍数を把握しよう (1/2ページ)

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 冬場の温度差に食生活の乱れが加わると、自律神経の働きも乱れて不整脈を起こしやすい。最も重症の不整脈である心室細動では、心臓の動きが止まり突然死につながる。一見、元気でも、日頃から心拍数が多い人は注意が必要だ。

 「健診で心拍数が90以上の人は、60の人と比べて突然死のリスクは5倍にもなる。心拍数が高いことは危険なのです。心室細動を起こす要因が潜んでいます」

 こう話す東京医科大学病院健診予防医学センターの山科章センター長は、循環器疾患の診療と予防の啓発活動を長年行っている。

 心拍数が高くなる理由について、山科センター長は、重要な心臓の筋肉が害される拡張型心筋症という病気を例に挙げて説明する。全身に血液を送り出す心室はポンプと言ってもよいが、正常な心筋が収縮して1回に血液を送り出す量を10とし、心筋の働きが弱くなって5しか送り出せなくなったとしよう。血液の量は10必要ゆえに、心室に貯める血液量を増やして少しでも多くの血液を送り出し、またポンプの回数も増やすようになる。つまり、心拍数が速くなるのだ。

 「心臓に異常があると、心臓が大きくなることが多く、健診のレントゲン検査や心電図で異常がみられることもしばしば。気づいていない人もいるので、少しの運動で息が切れ、安静時でも心拍数が多めで、少し動くだけで100を超えるような場合には要注意だと思ってください」

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