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【冬の突然死に気をつけろ!】50~60代に多い「脳出血」 温度差に注意、血圧を徹底管理してリスク減少へ (1/2ページ)

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 不規則な生活に温度差などが加わると、冬の突然死につながる。その原因のひとつ「脳卒中」には、脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血、脳の血管のコブ(脳動脈瘤)が破れるくも膜下出血がある。このうち、冬の突然死を起こしやすいのはどれか。

 「私の経験則では、冬に多いのは脳出血です。高血圧が最大要因で、血圧コントロールがうまくいっていない人に起こりやすい。50~60代の方で高血圧を放置している人は、注意が必要です」

 こう話すのは、日本医科大学付属病院神経内科の木村和美教授。脳卒中治療を長年行い、脳梗塞に対しては、薬とカテーテル治療を併用した新たな治療法で予後を改善するなど、成果を挙げている。

 「脳出血は、かつて血圧コントロールが今よりも悪かった時代は、大出血で突然死に直結する人が多かった。現在、突然死は減る傾向にありますが、出血によって生じた血腫(血の塊)が脳を圧迫することで、後遺症を抱えやすいのです。予防に努めていただきたい」

 脳出血は、血圧が急上昇するような変動で起こるという。朝出掛けるときの低温の外気、職場で怒るなどの興奮、仕事帰りに飲んで帰宅後の入浴…。いずれも血圧上昇につながるが、もともと高血圧の人は、一気に血圧が上がることで脳出血になりやすい。国内の高血圧患者は4300万人と推計されているが、治療を受けている人は半分程度にとどまる。

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