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【人とペットの赤い糸】介助犬が豊かにする車椅子生活 外出の不安軽減、生まれる近隣住民とのコミュニケーション (1/2ページ)

 人とともに生活をし、人の生活を支えるための動物として、伴侶動物がいる。その中で補助犬といわれる、盲導犬、介助犬、聴導犬が法律で定める身体障害者補助犬として、日々活躍している。1日現在、盲導犬は950頭、介助犬は68頭、聴導犬は71頭だ。

 日本には、今年3月31日現在、視覚障害者が約33万8000人、肢体不自由者が約275万5000人、聴覚・平衡機能障害者は約44万8000人いる。こうした身体障害者の方々を家族に代わって、また、家族とともに支えている補助犬の存在がある。ハンディキャップをお持ちの方々全てをサポートするだけの補助犬はいない。各補助犬はそれぞれの身体障害者の約0・3%にも満たない方々にしか寄り添えていない状況である。

 今回は、日常生活に支障がある肢体不自由者の方々のために献身的な役割を担っている介助犬を紹介したい。

 介助犬は英語でサービスドッグと呼ばれている。肢体不自由者や介護が必要な方々の自立を助けるために訓練された犬である。落とした物を拾ったり、ドアの開閉、電気の点灯・消灯、車椅子を引いたり、物の運搬、衣服の着脱の援助、障害者の腰の下に潜り込んで体を起こすのを手伝ったり、歩行の援助、緊急ボタンを含めた各種スイッチの操作、電話の受話器を渡すなど幅広いサポートをしている。

 介助犬は1975年に初めて米国で登場したといわれている。日本には、92年に米国から連れられてきた犬が介助犬の最初であり、日本で育成された介助犬は95年の介助犬グレーデル号が最初である。

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