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【ドクター和のニッポン臨終図巻】野村沙知代さん、「手を握って」に別れの予感 最期にメッセージ残して逝く人は珍しくない (1/2ページ)

★野村沙知代さん

 「あっけない。こんな別れがあるのか」…。連れ添って40年の妻に突然死なれたときの夫の言葉です。

 プロ野球ヤクルト、楽天などで監督を務めた野村克也氏の妻であり、タレントとしても活躍された野村沙知代さんが12月8日に急逝されました。85歳でした。

 死因は虚血性心不全。先日、この連載で書きましたが、ちょうど1年前に亡くなられた芸能リポーターの武藤まき子さん(享年71)と同じ死因で、同じ突然死でした。心臓突然死は突然死の中で最も多い疾患であるといわれています。

 沙知代さんは亡くなる前日の7日夜も、夫婦行きつけのホテルのレストランでいつものように食事をされたといいます。

 異変があったのは、8日のお昼ごろ。先にベッドから起きたのは克也さん。まだ隣のベッドで横になっていた沙知代さんは、克也さんにこんなふうに声をかけました。

 「左手を出して。手を握って」

 克也さんは「そんなことを言うなんて珍しいな」と笑いながら、そっと妻の手を握りました。

 その後、2人とも起きて、ダイニングに行き、いつものようにブランチを取ったそうですが、沙知代さんは食欲がなさそうで、一口だけ食べたあとに、そのままテーブルで意識を失ったといいます。

 「最期は本当にしゃべれなかった。『どうしたんだ?』と(こちらが聞いた)だけ…」

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