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医療業界で注目されている奇跡の成分とは? (1/3ページ)

 絹といえば、着物やパジャマ、靴下といった衣類を思い浮かべる人が多いだろう。教えて!gooウォッチ「絹という素材の素晴らしさと魅力を探ってみた!」でご紹介したように、実はさまざまなものに使われている。医療現場でも利用されているのだが、特に最近注目されているのが「セリシン」という成分だ。それがどんな成分で、どんな効果があるのか、セリシンを使ったさまざまな事業を展開するセーレン株式会社研究開発センターの佐々木真宏さんに話を伺った。

 ■守る力をもつセリシン

 セリシンとは、どのような成分なのだろう。

 「繭を構成する成分で、絹になるフィブロインという成分を取り囲むタンパク質のことです。このセリシンが紫外線や乾燥からカイコを守っています。中国には、昔から繭を煎じてセリシンを飲む習慣があり、生活習慣病を予防していたそうです。先人はセリシンの『守る力』を、経験的に知っていたのかもしれません」(佐々木さん)

 生活習慣病の予防とはいえ、繭を煎じて飲むというのにも驚きだ。そんなセリシンが発見されたエピソードは、その効果をよく証明するものであった。

 「セリシンの発見は、社名の由来でもある『製精練(せいれん)』作業でした。製精練とは、絹を水洗いしてセリシンを取り除き光沢を出す作業のことです。冬場は厳しい水仕事となるのですが、職人達の手が白く美しかったことから、セリシンの研究が開始されるようになりました」(佐々木さん)

 通常、冬場の水仕事といえば、あかぎれやしもやけをイメージする厳しい環境だ。そのような環境であっても、手が白く美しく保たれるとは……。

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