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【安達純子 健康寿命UP術】専門医が教える肥満解消の心得 生活習慣「朝食抜き1日2食で…」は典型的な悪い例 (1/2ページ)

 この時期、忘年会続きでベルトがゆるみがちだ。生活習慣病による心血管疾患(心筋梗塞や脳梗塞など)や、腰痛・膝痛などの運動機能の低下は、肥満との関わりが深い。

 医学的には、肥満に伴う病気を抱えると「肥満症」と診断される。高齢になっても元気に過ごすためには、肥満症を改善し、健康的に痩せる必要がある。これには意識の問題も大きくかかわってくる。

 「肥満度の高い人は、ストレスなどによって生活習慣の是正が難しく、リバウンドも起こしやすいようです。しかし、減量が進んでご本人の体感や意識が変わると、肥満度の高い人でも相当な減量が得られるのです」

 こう話すのは、東京逓信病院内科の川村光信部長。肥満症治療を得意とし、外来でのグラフ化体重日記や肥満教育入院など、オリジナルの手法により肥満症治療で成果を上げている。

 国内で肥満とされるのは、BMI(体格指数=体重キログラム÷身長メートルの2乗)。身長170センチの人が体重73キロになると「25」を超えるが、1キロ減らせば「25」未満。同じ身長でも、体重110キロになるとBMIは「38」で高度肥満となる。72キロまで落とすのは至難の業。150キロを超える力士のような体形の人はなおさらだ。それでも、本人が気づいてモチベーションを上げると、30~60キロもの減量は可能という。

 「患者さんの中には、『あまり食べていないけれども太る』という方がいます。しかし、食行動質問票に記入していただくと、実は食べる量が多く、食べる時間も不規則なことに、ご本人が気づきやすい。偏った生活習慣を改善するコツにご自身が気づいて実践することで、適正な体重に戻すことは可能です」

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