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二条城の入場者が41年ぶり200万人突破 大政奉還150周年、「朝観光」施策で伸びる

 世界遺産・二条城(京都市中京区)の今年の入場者数が27日、200万人を突破した。大台到達は41年ぶり。大政奉還150周年の節目で、市が進める「朝観光」施策の中心となったことも影響した。

 大政奉還150周年を記念し、二条城や京都御苑など激動の幕末の名所をめぐるイベントも今月開かれた。京都市生涯学習センター(京都アスニー)が主催し、講師の京都観光おもてなし大使の小嶋一郎さん(55)とともに、計40人が約3時間かけて3キロのコースを散策。参加者は、小嶋さんのウイットに富んだ歴史解説に熱心に耳を傾けた。

 イベントは23日、幕末に天皇家をはじめ宮家や公家の屋敷がひしめいていたという京都御苑をスタート。長州藩が御所を守る会津、薩摩両藩と激戦を繰り広げた蛤御門では、門柱に残る銃の弾痕跡を見ながら往時に思いをはせた。

 二条城では、大政奉還の舞台となった国宝二の丸御殿を重点的に見学した。小嶋さんは、大広間の障壁画にワシやクマタカなどの獰猛(どうもう)な動物が描かれているのは「部屋が武器庫だったのでにらみをきかせるため」と説明。公式の場である黒書院に対して白書院はまったくのプライベート空間であることが建物外部の仕切りからもわかると解説すると、参加者は「なるほど」と感心していた。

 熱心にメモを取っていた京都市左京区の牧博美さん(67)は「説明を受けながら回ると、とても奥深い。もっといろいろ知りたいと思った」と話した。

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