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【冬の体を守るための6講座】いざというとき使える餅の窒息事故予防法 応急手当ての知識も大切、消防署や日本赤十字社では講習会も (1/2ページ)

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 毎年、年末年始に増えるのが、餅を喉に詰まらせたことによる窒息事故だ。

 東京消防庁管内(稲城市、島しょ地域を除く)では、2012年から16年までの5年間に、餅(団子等も含む)を喉に詰まらせて救急搬送された人は、542人にのぼる。そのうちおよそ9割が、65歳以上の高齢者だ。月別では、最も多いのが1月の205人、次いで2月が59人、12月が58人となっている。

 初診時の程度別割合では、救急搬送された人の半数近くが、生命の危険が強いと認められる「重症」以上と診断され、昨年は、東京消防庁管内で救急搬送された101人のうち、初診時「死亡」が5人だった。

 東京・御茶ノ水聖橋クリニックの林同文医師は「高齢者は、飲み込む力や、食べ物を噛む力が弱っている人が多く、唾液の分泌量も少ない。また、喉に詰まった際にも咳き込む反応が弱いので、窒息事故につながりやすく、特に注意が必要。餅は柔らかくて形が自在に変化するため、詰まる気管の形状にフィットしてしまうことも窒息事故に気をつけなければならない理由のひとつ」と指摘する。予防法は、「細かく切ってから食べ、急いで飲み込まずによく噛むことです」。

 乳幼児や高齢者と一緒に食事をする際は、食事の様子を見るなど注意を払うことや、応急手当ての知識を備えることも大切だ。

 東京消防庁では、一般の人にもわかりやすい応急手当ての方法を公開している。ポイントを紹介しよう。

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