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主婦もハマる「ソフト闇金」 狡猾な業者の狙いとは (3/4ページ)

 ソフト闇金が蔓延する背景には、大手メガバンクなどが旗振りした結果、カードローン破産に追い込まれるような、経済的に追い詰められた一般消費者の増加がある。いくら政府やマスコミが好景気だと煽っても、その恩恵は一部が享受しているだけ。いわゆる「中流」と呼ばれる層が消え、高所得者と低所得者の二極化が進む中、ソフト闇金のニーズは、より高まりつつある。

 「結婚式などが続いたため、夫に内緒でも借りられるソフト闇金を利用しました」

 都内在住の主婦・A子さんは、知人の結婚式に持参する祝儀を捻出できず、クレカのショッピング枠を「現金化」できるという業者を通じて、現金3万円を捻出しようと試みた。しかし、3万円を手にするには手数料や金利分などを含め、5万円以上を借り入れなければならないことを知る。そんな時、ネット上のバナー広告でソフト闇金の存在を知った。

 「ソフト闇金なら、4万ちょっとの借り入れで手元には3万円が残る、そう説明されました。やり取りもメールで出来て、ネットにはこの業者の悪評もなかった。こうして安易に借りてしまったのです……」

 その後、Aさんは全額を返済したが、週ごとに別の「ソフト闇金」業者から電話やメールが寄越されるようになり、少しでも生活が苦しいと思った時には積極的に利用するようになってしまった。前出の元闇金業者は、A子さんも完全に「カタ」にハマったパターンだと指摘する。

 「借り癖は直らない。こういう客は細く長く持っておく。昔みたいに数十万を貸して百万円を回収する、ということは現実的でないから、なんとか返せそうな額を貸しつけ返済させ、回数でアガリ(儲け)を出す。だからこそ”ソフト”であることが重要だし、返済相談などアフターケアも行えば、客もカモられていると気がつきにくい」

NEWSポストセブン
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