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主婦もハマる「ソフト闇金」 狡猾な業者の狙いとは (4/4ページ)

 実は当初、ソフト闇金の窓口担当者から融資を断れらたというA子さん。担当者がA子さんを”個人的に信用”した上で、手元に3万円が残るよう調整し”個人的な貸しつけ”を行ったのだという。こういったやり取りで、よりソフトさ、人間らしさを演出しているものとみられる。さらに”個人間融資”であることから、出資法に抵触せず、借りた人間に「人情的なプレッシャー」を与えることができると考える業者の目論みもあるようだ。

 しかし違法は違法。貸金業者に義務づけられた登録をしておらず、闇金より安いとうたっている金利も、法に沿ったまともなローンなどに比べて高すぎる。ところが、様々なやり取り、駆け引きを通じて、被害者に被害の自覚を持たせない。この飴と鞭の使い分けは、詐欺師や反社会的勢力の常套手段である。

 「悪いやつだけどいい人」などというのは、漫画や小説の中だけに存在する幻であり、弱い立場、苦しい立場にある人々は、往々にして彼らに飛びつきやすい。ソフトだろうがハードだろうが、騙しのプロ達は被害者の首を、ゆっくりだが確実に、締め上げていることに他ならないのである。「ソフト」という言葉にだまされて、一生、悪人に金を巻き上げられ続ける生活にはまり込んではならない。

NEWSポストセブン
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