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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】“丁寧さ”へのこだわりが身上、人工膝関節・人工股関節を年に600件 埼玉協同病院整形外科副部長・桑沢綾乃さん (1/2ページ)

★埼玉協同病院(埼玉県川口市)整形外科副部長・桑沢綾乃さん

 人工膝関節と人工股関節の置換術を合わせて1年に約600件。埼玉協同病院整形外科副部長の桑沢綾乃医師は、この分野の年間手術件数で、女医としてはもちろん、男女合わせても国内トップクラスの症例数を持つ整形外科医である。

 医学部を卒業後、内科医としてスタートしたが、のちに整形外科に転科。傍目には重労働に見える診療科だが、女性ならではの繊細さと、生まれ持っての器用さを発揮して頭角を現していく。

 現在の病院に赴任してちょうど10年。近年は、靭帯を温存したまま人工膝関節に置き換える手術など最新技術を積極的に取り入れ、治療成績だけでなく患者満足度も高めている。

 “丁寧さ”へのこだわりが身上だ。

 「折り鶴を作る時、一つひとつの折り目を丁寧に折っていくと、くちばしも羽根もピンと尖ったキレイな鶴になるけれど、途中で一カ所でも雑に折ってしまうと、仕上がりも美しくならない。手術も同じで、こだわればこだわるほど、いい結果になると思うんです」

 こだわりの対象は手術だけではない。「手術の後の疼痛管理」に寄せる思いも大きい。

 「患者さんに『手術をしたのだから痛くても仕方ない』とあきらめてほしくない」と、早い段階から神経ブロックを行うなど、痛みのコントロールに力を入れる。