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【ベストセラー健康法】猫背が酸素量大幅低下の原因、呼吸をただして10歳若返りへ 疲労回復やダイエットまで可能に (1/2ページ)

 生きている限り動き続ける臓器-というと、多くの人は「心臓」を思い浮かべる。しかし、忘れてならないのが「肺」だ。人は呼吸をしなければ死んでしまう。なのに、その大切な呼吸を一手に引き受けている肺に意識を向けることは少ない。たまには自分の肺に語り掛けてみてはどうだろう。

 テレビや雑誌で引っ張りだこの人気医師。小紙にもたびたびコメンテーターとして登場する呼吸器内科医・大谷義夫氏の最新刊が『疲れやすい、痩せにくいは呼吸が原因だった』(二見書房刊)。健康長寿を実現する上で、「呼吸」が持つ重要性をわかりやすく解き明かした一冊だ。

 日本人の三大死因は、がん、心臓疾患、肺炎-。しかも、首位のがんの中で死亡数の多い順位を見ると、男性の首位と女性の2位は「肺がん」だ。となると、日本人の死因の大多数を「肺の病気」が占めていることになる。

 呼吸器内科医の著者の元には、「呼吸苦」を訴える患者が数多く訪れる。そんな患者の中には、さまざまな検査をしても問題はないのに、肺機能だけは低い-という症例が少なくないという。本書では、そうした実際の臨床像を詳細に検証し、その原因と対策を解説している。

 著者が挙げる原因の一つに「姿勢の悪さ」がある。スマホやパソコン作業、あるいは家事などでも「猫背」になりやすい人は少なくない。猫背が肩こりや頭痛の要因になることは想像できるが、著者によると、じつは吸い込む酸素の量が大幅に低下して、呼吸を大幅に妨げるのだという。