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【マンガ探偵局がゆく】メディアミックスの草分けだった「ソノシート」 誕生はパリのレコード会社が企画した音の出る雑誌 (1/2ページ)

★ミッション(19)音の出るマンガ本を探せ

 早くも2月半ば。つい先日「あけましておめでとう」と挨拶したはずなのに…。なので、年末の準備と当探偵局への調査依頼はお早めに。今回は、マンガそのものではなく、マンガ関連の調査依頼である。

 「子供の頃、アニメ番組の主題歌とドラマが薄い透明のアナログ・レコード盤に入ったものをときどき買ってもらいました。レコードはカラーの小冊子に挟み込まれて、絵と音で楽しめるようになっていたのです。最近は見かけませんが、なんと言いましたっけ」(自由業、54歳)

 

 依頼人が買ってもらったのはソノシート(ソノラマ・シートからの造語)だ。

 生まれたのはフランス。パリのレコード会社「サイーブ」のジャン・ボンファンティ社長が音の出る雑誌を企画して、大手出版社「アシェット」のイティエ・ド・ロクモール社長に協力要請したのがはじまり。ふたりは共同で、「ソノプレス」社を設立。音を表すラテン語「SONUS」と、見るものを意味するギリシャ語「HORAMA」を組み合わせた「ソノラマ」を開発した。

 1958年10月、ソノプレスはサウンドとビジュアルを一体化させたメディアミックス月刊雑誌「ソノラマ」を創刊。創刊号には、当時フランス首相だったシャルル・ドゴール(のちに大統領)の演説を含むソノシート6枚が綴じこまれていた。

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