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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】腹腔鏡の胃がん手術で高実績 埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科教授の持木彫人さん (2/2ページ)

 もちろん、安全性の確保を前提としているが、術後の患者の生活の質を高く保つうえで、持木医師の技術と“攻めの姿勢”は評価されて然るべきだ。今後は、ロボット手術の導入なども視野に入れ、後進の指導に力を入れる考えだ。

 もう一つ持木医師が気にかけていることがある。それは「地元でできる治療は地元で完結させる」という思いだ。

 「埼玉は東京に近いから、何かというと目が東京に向きがち。しかし、わざわざ東京に行かなくても、同等の治療が埼玉でできる-という事実を多くの県民に知ってほしい。そのための情報提供活動にも取り組んでいきたい」

 小江戸・川越を中心とする埼玉県央エリアで、地域完結型医療の実現に向けた持木医師の挑戦が始まった。(長田昭二)

 ■持木彫人(もちき・えりと) 1960年、埼玉県生まれ。88年、群馬大学医学部を卒業し、同大第一外科入局。同大学医学部附属病院、さいたま赤十字病院等勤務を経て2012年から現職。日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、消化器内視鏡学会専門医、日本内視鏡外科学会技術認定医他。医学博士。趣味はスキー(SAJ1級)、オートバイ。