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【ベストセラー健康法】体調不良がいつまで経っても治らない… 「鼻の奥」で炎症起こす慢性上咽頭炎が原因かも (1/2ページ)

 病気や体調不良がいつまで経っても治らない、原因がわからない、耳の下を触ると痛い-それは慢性上咽頭炎かもしれない。鼻の奥にある空気の通り道が慢性的に炎症を起こすことで、鼻とは無関係に見えるさまざまな症状が起きることがある。どうすれば改善するのか。

 まずは別項の症状を見てほしい。ストレス社会に生きる現代人なら、一つや二つ持っていそうな症状ばかりだが、何をやっても、いつまで経っても治らない場合は、この本を読んでみるといいかもしれない。

 『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』(あさ出版刊)。著者の堀田修氏は仙台市内で自身が運営するクリニックの他、東京や愛知県豊橋市内の病院でも腎臓疾患の治療に当たる内科医。IgA腎症という難病の治療法開発に取り組む中で慢性上咽頭炎に着目し、以来、この病気がさまざまな不快な症状の原因となっていることを発信し続けている。

 そもそも「鼻の奥」の炎症が、なぜ「全身」の症状となって現れるのか。それは「関連痛」によるものだと著者はいう。

 「関連痛とは障害の起きた箇所から発せられる痛みの信号を、障害のない別の部位からの信号だと脳が勘違いすることで起きる痛みです」

 じつは、この慢性上咽頭炎には、強力な治療法がある。「EAT(上咽頭擦過療法)」という治療で、別名「Bスポット療法」とも呼ばれている。鼻とのどから綿棒を挿入し、上咽頭の炎症を起こしている部分に塩化亜鉛を塗り込むという治療法。聞いただけでも痛そうだが、やると実際に痛いという。「効果」と「痛み」を秤にかけて、どちらが重いかは人それぞれ。本書ではEATを行う全国の医療機関を紹介、痛みを伴わない改善策も紹介している。