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【マンガ探偵局がゆく】日本人が描いたアメコミって? 米でも人気の桑田次郎『バットマン』と池上遼一『スパイダーマン』 (2/2ページ)

 71年には『ぼくらマガジン』で、小池一夫・原作/西郷虹星・マンガで『ハルク』の連載も始まっている。ベースになっているのはおなじみの『超人ハルク』。テレビドラマ版が日本で放送されたのは、74年からなので、マンガ版の方がはやい。やはり、翻訳家の小野耕世が企画に関わっている。

 最近では、『週刊少年ジャンプ』の人気連載作、堀越耕平の『僕のヒーローアカデミア』が、アメコミの翻訳ではないもののアメコミの世界観を取り入れて成功している。作者もインタビューでは『X-MEN』などの影響にふれているほどだ。

 大御所では故水木しげるがいる。初期作品には、影のつけ方などにアメコミタッチが取り入れられていて、生前のインタビューには『ヘルボーイ』のファンと答えたものもある。たぶん、バイト先の上司もここまでは知らないのではないかな。

 ■中野晴行(なかの・はるゆき) 1954年生まれ。フリーライター。京都精華大学マンガ学部客員教授。和歌山大卒業後、銀行勤務を経て編集プロダクションを設立。1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞を受賞。著書多数。2014年、日本漫画家協会参与に。

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