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【ベストセラー健康法】大人の発達障害は武器になる? 失敗や周囲の視線にとらわれない行動力 (1/2ページ)

 近年、大人の発達障害が注目を集めている。発達障害を抱える人は「空気が読めない」「変わっている」などと言われ、悩むケースも多い。しかし、発達障害の特徴は考え方によっては大きな強みになるという。

 著書『発達障害は最強の武器である』(SB新書)の中で、自らの体験をもとに発達障害の特徴をビジネスに活かす術を紹介するのは、多才な活躍で知られる成毛眞氏。成毛氏は、自動車部品メーカーなどを経て、日本マイクロソフト代表取締役に就任。退社後は投資コンサルティング会社を設立し、書評サイトの代表を務めるなど、得意分野は幅広い。

 発達障害は大きく分類すると、アスペルガー症候群に代表される広汎性発達障害(PDD)、学習障害(LD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)がある。成毛氏は医師の診断を受けていないものの、自分がADHDであると自覚しているのだという。

 ADHDの主な症状には、長時間落ち着いて座っていることができない「多動性」、思いついたら行動せずにいられない「衝動性」、よく忘れ物をしたり、約束を忘れてしまうといった「不注意」などがある。

 成毛氏が「自分が発達障害かもしれない」と感じたのは30年ほど前、日本マイクロソフト時代にビル・ゲイツ氏と接したのがきっかけだった。ビル氏には、会議中にずっと体を揺すっていたり、比喩が通じないなど「あれ?」と思うような言動がいくつもあった。それが今でいう発達障害であると気づき、同時に「もしかしたら…」と感じたという。自身も子供の頃、授業中に勝手に教室内を歩き回るなど、問題児として扱われていたからだ。これは多動性によるもので、還暦を超えた今もじっと座っているのが苦手だそうだ。