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【人気急上昇!よくわかる専門外来】病気なのか…判断に困る「めまい」に精通 脳梗塞や鬱症状発見の場合も (1/2ページ)

★(2)河北総合病院(東京・杉並)耳鼻咽喉科・清水啓成医師

 病気なのか、放置してもいいのか判断に困る-という症状がある。「めまい」などは、まさにその典型といえよう。

 東京都杉並区にある河北総合病院耳鼻咽喉科では、そんな症状に悩む人を対象とした「めまい外来」を開設している。

 「めまいを主訴とする病気は種類が多く、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病などの耳鼻科領域の良性疾患もあれば、脳梗塞など重大疾患によって起きるものもある。他にも睡眠不足や心理的な問題、さらには貧血や高齢に伴う筋力低下によるふらつきをめまいと感じることもある」と語るのは、同科部長の清水啓成医師。

 めまいが起きている時に目を見ると、眼球が左右や上下に振れる動きをしている。これを「眼振」と呼ぶが、脳梗塞のような中枢性のめまいの場合、この眼振(がんしん)に特徴があるので、めまいに詳しい医師が見ると、それだけで、だいたいの察しが付くという。

 それ以外のめまいであれば、当面の安静を保ち、必要に応じて安定剤や吐き気止めを使って様子を見ることになる。同院の場合は入院施設があるので、2~3日入院して経過を観察することもある。

 このように、めまいに対する医療対応はある程度確立されたものがあるのだが、これを専門とする、あるいは得意とする医師は意外に少ない。

 「耳鼻咽喉科の中でも専門領域は多岐にわたります。耳、鼻、のどの他、アレルギーや悪性腫瘍を専門にする医師もいる。そんな中で、めまいを専門にする医師は1~2割程度。まして一般内科でめまいに詳しい医師は非常に少ないのが実情です」

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