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【マンガ探偵局がゆく】パペットアニメの第一人者・岡本忠成の出世作「ふしぎなくすり」 (1/2ページ)

 ★ミッション(39)星新一原作の思い出のアニメを探せ

 もうすぐ夏休み。今回は夏休みの思い出につながる調査依頼をとりあげよう。

 「小学校時代、夏休みには校庭や体育館で映画の上映会があって、毎年楽しみにしていました。3年生の時にそこでみたアニメに、間抜けな泥棒が博士の研究所から善人になる薬を盗んでしまった、というお話がありました。あとで、星新一という作家の原作だと知って、すっかり星新一ファンになりました。アニメもとても印象的で、いまでもはっきり思い出すことができます。ところが、タイトルを思い出せません。何というタイトルだったのか、ぜひ調査してください」 (夏オヤジ)

 依頼人が覚えているというのは、星新一のショートショート『盗んだ書類』をもとに、日本のパペットアニメの第一人者と呼ばれた岡本忠成(1932~90)が監督した「ふしぎなくすり」だろう。

 製作は、岡本が設立したアニメスタジオのエコー社。前回の東京オリンピックの翌年、1965年の作品だ。

 パペットアニメとは、人形を少しずつ動かしながらコマ撮りで撮影するアニメーションのこと。日本ではあまりなじみがないが、テレビで人気の「ひつじのショーン」などがパペットアニメだ。

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