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【ベストセラー健康法】歯科業界の闇が暴かれた! 銀歯が歯を失う連鎖の始まり (1/2ページ)

 「治療して銀歯にしたのに、その歯が再び虫歯になった」「熱心に歯周病治療に通っていたのに、歯を失った」といった経験はないだろうか。そうした悲惨な体験の裏に想像もしなかった「歯科業界のタブー」が隠されているとしたら…。

 一般の患者が知り得なかった「歯科業界の闇」が1冊の本によって暴かれた。『やってはいけない歯科治療』(小学館)は、ジャーナリストの岩澤倫彦氏が100人以上の歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士に取材を重ね、歯科業界の実態についてリポートしたものだ。

 冒頭からいきなり「銀歯が歯を失う連鎖の始まりになる」という衝撃的な記述が登場。銀歯が歯の形状に合っていないと、銀歯と歯の隙間から細菌が侵入して虫歯が再発。すると、「歯を削り、さらに大きな銀歯をかぶせる→虫歯の再発→神経に感染が起きやすくなり、感染した神経は抜く→神経を抜いた歯には金属製の土台を入れるため、歯の内側を削る→歯が薄くなり、歯根が脆くなる→歯根が割れて抜歯」という負の連鎖が起こり得るという。

 診療報酬が安い銀歯は、多くの患者を診ないと採算が合わない。そうした歯医者の事情から、不適合な銀歯をつけられるケースがあるそうだ。

 「銀歯が危険なら、自費診療で高額なセラミックにするしかないのか」という声が聞こえてきそうだが、コンポジット・レジンというプラスチック系素材を用いる選択肢がある。レジンは保険診療なので、患者の自己負担分(3割の場合)は1000円程度で済む。最大のメリットは歯を削る量が最小限に抑えられること。しかし、銀歯よりも診療報酬が安いうえに治療にかかる時間も長く、技術も要する。歯医者にとって「コスパが悪い治療」。そのため、レジン治療を提示しない歯医者もいるそうだ。