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【60億人に悦びを TENGAの未来図】高齢者向け性具開発に本腰も…試作品で“イナリ”が激痛 (1/2ページ)

 ■2015年発売「バキュームコントローラー」

 「『婦人公論』に、男性はいつまでも性欲があると書いてあったのですが…。TENGAはどこで買えるのでしょうか」

 弊社に電話で問い合わせをいただいたのは、年配の女性からでした。

 国内認知度が20~49歳の8割を超える、弊社創業以来の主力商品である男性用自慰カップ「TENGA」。実店舗とインターネットで販売していますが、ネットに馴染みが薄い年代にはハードルが高い。そうした層へ向けた、私どもの情報発信もまだまだ十分とはいえません。

 実店舗の新たな試みとして、9月上旬までの2週間、老舗百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)で、弊社の女性用自慰グッズ「iroha」の期間限定店舗を設置しました。来店された1500人のうち、705人の方に計966点を購入していただき、売り上げは弊社目標の3倍以上になりました。また一歩、「性を表通りに」という創業理念の実現に近づいた実感があります。

 もうひとつの創業理念である「性を誰もが楽しめるものに」も重要な柱と位置づけ、2010年からは高齢者向け商品の研究開発に本腰を据えてチャレンジを続けてきました。

 当初はうまく着地できないことの繰り返しでしたが、40代後半に入り自分の男性機能が下がるにつれ、本当に必要なものが見えてきました。15年発売の「バキュームコントローラー」は、電池4本で強力な真空状態を作る装置です。TENGAに装着して使えば、勃起が支援されて、そのまま自慰が楽しめます。