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【人とペットの赤い糸】日本の加入率は8%とまだ低いが… 年々高まるペット保険の重要性 (1/2ページ)

 欧米で成功している動物病院が初めて来院した飼い主に行う大切な説明の一つにペット保険がある。動物病院やペットの保険を取り扱う会社にとって良いだけではなく、最も恩恵を受けるのは飼い主とペットであることを忘れてはならない。

 ペットの保険は1924年にスウェーデンで初めて犬保険として導入された。72年には猫の保険も誕生。日本では86年からのトライアル期間を経て、現在ではペット保険で約50%のシェアを誇る最大手の会社が2000年にペット共済として「どうぶつ健保」を導入して以来、さまざまなペット保険を取り扱う会社が増えてきた。

 主な国のペット保険の加入率は、スウェーデンが42(犬の場合は80)%、英国26%、米国3%、日本8%となっている。

 福祉国家で、加入率の高いスウェーデンでは、人間の保険同様、ペット保険に入るのは当然だという認識の人がほとんど。スウェーデンや英国などで保険の加入率が高いのは次の5つが理由だろう。

 (1)ペットの家族化。ペットの飼い主というよりペットの両親であると考えるようになってきた。

 (2)過去に高い診療費を支払った苦い経験がある。

 (3)病気になってからでは保険に入ることは遅いという意識が浸透している。

 (4)安心感を享受できる。

 (5)獣医診療を自由に選ぶことができる。

 飼い主がペット保険に入るメリットとしては(1)いつ必要となるかもしれない医療費に備えられる(2)ベストな治療を獣医師と相談しながら選択できる(3)さまざまな補償内容を確認した上で保険を決められる-があげられる。

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