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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】地域貢献にも尽力、乳がんのスペシャリスト 東京西徳洲会病院副院長・佐藤一彦さん (1/2ページ)

★東京西徳洲会病院副院長・包括的がん診療センター長・乳腺腫瘍センター長 佐藤一彦さん(50)

 東京都昭島市にある東京西徳洲会病院副院長の佐藤一彦医師は、乳がん治療のスペシャリストとして知られる乳腺外科医。医師としてほぼ四半世紀、同院に勤務して10年になるが、劇的に進化する乳がん治療の最前線に身を置いてきたことになる。

 乳房温存手術後に行われる放射線療法は、従来「全乳房照射」が標準治療とされてきたが、佐藤医師は「部分照射」の有用性を説いてきた。この部分照射のエビデンスがこの10年で急速に高まってきたことも、佐藤医師にとっては大きな変化だと振り返る。

 「私たちはすでに530例の部分照射の症例を持っており、これはアジアでトップです。これを国の研究開発法人が評価し、手を組んだことで、標準化に大きく近づくことができた。大学病院ではなく、小回りの利く民間病院、しかもネットワークを持つグループ病院ならではの強みを生かした仕事ができる。その意味で、非常に充実した毎日です」

 国際的な活躍を続ける一方で、地域貢献にも力を入れる。病院が開催する市民公開講座では、乳がん治療の最前線の話題を、わかりやすく解説することも忘れない。