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【BOOK】まったく中身のない空論、テレビ局に都合のいいコメント… コテンコテンに斬る! 大阪大学名誉教授・加地伸行さん「マスコミ偽善者列伝」 (1/3ページ)

★加地伸行さん『マスコミ偽善者列伝』飛鳥新社・1389円+税

 この人の“超辛口”コラムを読むと、落語の小言幸兵衛や、人生幸朗(こうろ)の“ぼやき漫才”を思い出して痛快になる。やり玉に挙げるのは「左」しか見ない政治家や学者、マスコミ。エセ人権を振りかざすコメンテーターや文化人。それも、実名で容赦がない。「責任者出て来い!」(文・梓勇生)

 --ぼやかさず、歯切れのいい「悪口」。実名を出した人物や組織から文句を言われたことはありませんか

 「ほぼゼロですね。(批判は)事実ですから、反論すればボロが出てしまうでしょ。本書には《老生に叩かれたと泣き言を垂れるな。無視されるよりはましと思え》と書きました。“辛抱せよ”“批判はむしろ名誉”と言われると、クレームもつけにくいのかな」

 「ただ、私自身は、そんなに実名を挙げて批判しているつもりは、なかったんだけどねぇ。改めてコラムを集めてみたら、やはり結構(実名を)出してましたな(苦笑)」

 --本書は、産経新聞で10年前から掲載されている人気コラム「古典個展」などから集めたもの

 「(専門の)中国古典に心を重ねて絵画風に描く。いわば、『わが心を重ねた中国古典画』です。そのタイトルを音読すると“コテンコテン”。つまり、悪口雑言、罵詈讒謗(ばりざんぼう)。老生にはぴったりではありませんか」

 --大阪人らしいユーモアもまぶしてあるので、てっきり“コテコテ”の意味もあるのかと

 「うーん、そこまで考えなかったけれども、せっかくですから、これからは“コテコテ”の意味も入れましょう」

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