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【ベストセラー健康法】秘湯マニアの医師が指南 「本物の温泉」見分けるコツと入浴法 (1/2ページ)

★歴史や文化、医学的側面などから分析

 寒さと忙しさで心も体も疲労がたまる時期。こんなときは温泉にでもゆっくり浸かりたいものだ。そこで今回お勧めするのは、秘湯マニアの医師が勧める温泉の本。

 温泉に行くとき、何を基準に選ぶか。泉質や効能か、食事か、施設の充実度か、アクセスや料金か-。それぞれ重要視するポイントは異なるだろう。『秘湯マニアの温泉療法専門医が教える 心と体に効く温泉』(中公新書ラクレ)を読めば、これまでとは違った視点が加わるかもしれない。

 著者の佐々木政一氏は、“温泉中毒”の消化器外科医で、温泉療法専門医の資格も持っている。編集を担当した永井草二氏が言う。

 「世の中、温泉ブームです。日本人が大好きな温泉とはいったい何でしょうか。そんな疑問で本書は誕生しました。現役医師の著者が日本全国217カ所を巡って選んだ秘湯・名湯。温泉の効能から健康になるための賢い温泉利用法まで徹底解説しています」

 温泉は、日本では1948年に制定された「温泉法」で次のように定義されている。

 (1)地中から湧出する温水、鉱水、水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く)であること

 (2)源泉温度が25℃以上であること。あるいは指定された18種類の溶存物質のうち1つ、またはこれらの総量が1000mg/kg以上であること

 つまり、地中から湧き出す源泉の「温度」か「成分」のどちらか1つでも当てはまれば、温泉といえる。