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【必読! 口と腸と生活習慣病の深い関係】「大腸がん」も悪化させる口腔内の病原体! 除去する方法は… (1/3ページ)

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 少量で周囲の細菌等を巻き込み、健康に悪影響を及ぼす「キーストーン病原体」が口腔細菌との関連で注目されている。現在、次の4種類がそう呼ばれている。

 □ジンジバリス菌(歯周病原因菌)

 □クレブシエラ菌(肺炎桿菌)

 □ミュータンス菌(虫歯原因菌)

 □フソバクテリウム(歯周病原因菌)

 ジンジバリス菌、ミュータンス菌については前回までに説明したが、あとの2つもその恐ろしさについて説明したい。

 口腔内や腸管内に常在しているクレブシエラ菌は、日本名のとおり、肺炎の原因菌になる。通常は腸管内には定着しないが、腸内細菌のバランスが乱れると、クローン病(消化管の至るところに慢性炎症をきたす)や潰瘍性大腸炎(大腸の粘膜に潰瘍やびらんなどの慢性的な炎症が起こる)の発症に関与している可能性が高いことが、慶応大学、早稲田大学、理化学研究所の共同研究グループによって2017年に発表された。

 また、フソバクテリウムは大腸がんの増悪化に関わっている可能性が高いこともわかっている。大腸がんの増殖と転移を促進しているのがフソバクテリウムである可能性はこれまで示唆されてきたが、さらにその仮説を後押しする研究が、横浜市立大学などの研究でわかってきた。

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