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【ベストセラー健康法】うんちのまじめな話 便秘、排便、おなら…体にいい“ウンチク” (1/2ページ)

 ふだん、自分の大便をじっくり観察し、状態を把握している人はどれだけいるだろうか。つい真剣に向き合うことを避けがちだが、たかがうんちと侮ってはいけない。今回は、大便について大まじめに考えた1冊を紹介する。

 その本とは、『うんちはすごい』(イースト・プレス刊)。著者はNPO法人日本トイレ研究所の代表理事を務める加藤篤氏。災害時のトイレ調査や学校、街中のトイレ改善に取り組むトイレと排泄(はいせつ)のエキスパートだ。

 「人生をトイレとうんちに捧げた著者による楽しくてためになる話が満載。きっとうんちのイメージが変わるはずです」

 担当編集者の高部哲男さんがそう胸を張るだけあって、本書には便の形状の分類から、災害時のトイレの知識まで膨大な情報が詰まっている。

 便の悩みとして代表的な便秘。女性に多いイメージがあるかもしれないが、男性にとっても身近な病気だ。とくに60歳を超えると男女差が縮まっていき、80歳以上では男性のほうが多いという。

 便秘には国際的な基準(別項参照)があり、少なくとも週3回以上は便をしたほうがよいということになる。

 大人の便秘対策法も紹介されている。それによれば、「排便姿勢は前かがみ35度」がベスト。ふだん、直腸は恥骨直腸筋という筋肉に引っぱられて「くの字」に曲がっている。排便時は、前傾姿勢をとることで直腸と肛門がまっすぐになって便を出しやすくなるという。前傾姿勢を取らず、直腸が「くの字」の状態のままではそもそも便を出しづらい。便が分割されて腸のほうに戻ってしまい、残便感につながる可能性もある。

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