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【放置はダメ!首・肩の痛み】症状が似ている「腱板断裂」と五十肩 手を上げる動作で痛くなるのが特徴 (1/2ページ)

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 肩は、日常生活で最もよく使われる関節だ。そこに痛みや可動域の制限があると、生活に支障をきたしやすい。

 一般的に肩関節と呼ばれるのは、上腕骨の骨頭=つまり“ボール”のようになっている部分を、肩甲骨の関節窩(かんせつか)という“お皿”で受けている部位のことだ。

 東邦大学医療センター大橋病院(東京都目黒区)の池上博泰教授によると、股関節のように骨で骨頭をしっかりホールドしているわけではなく、お猪口の上に野球ボールが乗っているくらいの浅さなので、人間の関節の中では一番広範囲に動く関節なのだという。

 「そのため脱臼しやすく、いろいろな方向に動きやすくもあります。肩関節が外れずにしっかり動くように、4つの筋肉が支えていて、その筋肉が骨頭についている部分を腱板(けんばん)といいます。重力に抵抗したり、手を上にあげたりするときには、とくに骨頭の上部についている棘上筋(きょくじょうきん)が一番こすれやすく、切れやすい腱板です。この腱板が切れた状態を『腱板断裂』といいます」

 肩関節には、肩関節を包む関節包や、肩峰(けんぽう)と腱板の間にある滑液(かつえき)包という、中に水(滑液)の入った袋状のものがあり、摩擦を抑える役割をしている。上腕骨骨頭上部にある腱板(棘上筋腱)と滑液包は、肩峰と骨頭に挟まれているのでこすれやすく、さらに老化してくると腱板は切れやすくなる。

 「この部位は、昼間は腕の重みで下がっているのであまり痛くないのですが、手を上げる動作で痛くなるというのが腱板断裂の特徴です」

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