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【食と健康 ホントの話】大豆、みかんがロコモとメタボを同時予防 中高年は積極摂取オススメ (1/2ページ)

 ロコモティブシンドローム(ロコモ)の一つである骨粗しょう症予防の基本は、3大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)を過不足なく摂取した上で、前回説明したようなビタミンやミネラルを十分に補給することだ。

 さらに現在注目されるのが植物由来の成分だ。

 骨によいことで最も有名なのが、特定保健食品(国が機能性表示の許可を出しているもの)の大豆イソフラボンだろう。女性ホルモン(エストロゲン)は骨の形成を促し、骨の吸収(破壊)を抑える作用があるが、大豆イソフラボンも同様の働きをするためだ。そのため、閉経後にエストロゲンが激減する女性に効果的であるとされる。

 男性も女性ほどではないが、男性ホルモン(アンドロゲン=こちらも骨に重要)の分泌は中年期以降に緩やかに減少するので、性ホルモンの働きを助ける大豆イソフラボンは、やはりお勧めだ。

 他にも、抗酸化作用や動脈硬化予防、がん予防などが期待される大豆イソフラボンだが、大豆やサプリメントで摂っても効果の低い人がいる。

 大豆イソフラボンは、腸内細菌によって分離吸収され、エクオールという代謝産物に変えられるが、それができる人とできない人がいる。それは「エクオール産生菌」が腸内にあるかどうかで、それがないと大豆イソフラボンを摂っても、高い効果は期待できない。アジア人は約50%、欧米人は20~30%がエクオール産生菌を持っていると考えられているが、持っていない可能性のある人、あるいは効率的に摂取したい人は、機能性表示食品(メーカーが科学的根拠を基に機能性を表示したもの)を利用するのもおすすめだ。

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