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【連休明けが危険!心臓突然死】心臓に持病がなくても「心室頻拍」で死の危険! 「胸が痛い」などの症状があったら早めに循環器内科へ (1/2ページ)

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 心臓突然死は、血流が止まって1時間以内に亡くなることが多く、胸骨圧迫(心臓マッサージ)などの救命処置が欠かせない。だが、心臓病と診断されていないと、急な動悸(どうき)やめまいなどの症状があっても、すぐに治まれば「大丈夫」と思ってしまいがち。そうした症状の陰には、心臓突然死につながる「心室頻拍(ひんぱく)」という症状がある。

 「心臓突然死は、多くの場合に心室頻拍から始まります。心室頻拍は心室の不整脈によって起こり、心室細動へ移行しやすいのです。昼夜を問わず心室頻拍は発症し、夜間の突然死の原因にもなるのです」

 こう警鐘を鳴らすのは東邦大学医療センター大森病院循環器センター長の池田隆徳教授。数多くの診断・治療を行い、心臓突然死の予知と予防の研究にも積極的に取り組んでいる。

 心臓は4つに分かれ、上部の心房と下部の心室が連動しながら拍動し、血液を送り出している。心房は正常な拍動をしているのに、心室の拍動が速くなってしまうのが心室頻拍。心房との連動がうまくいかないことで、十分な血液を送り出すことができずに、冷や汗や動悸などの症状につながる。この状態が続くと、心室が痙攣(けいれん)する心室細動も誘発してしまう。

 「もともと心臓が悪い人は、心室頻拍から心室細動へ移行しやすいため、それを防ぐ治療を行います。しかし、心臓が正常な人の心室頻拍の予知が難しい。発症してご自身で救急車を呼んで受診し、初めて心臓突然死の一歩手前とわかる場合もあるのです」

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