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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】年間200件の手術、「胆のう専門外来」に海外の患者も 東邦大学医療センター大橋病院消化器外科(肝胆膵外科)教授・渡邉学さん (1/2ページ)

 歴史ある古い建物から最新設備の整った新病院へ。入院患者を連れた引っ越しの様子がNHK「ドキュメント72時間」でも紹介された東邦大学医療センター大橋病院(東京・目黒区)。ここの肝胆膵外科部長を務めるのが、同大医学部教授の渡邉学医師。

 肝臓、胆のう、膵臓の外科治療を一手に引き受ける。中でも医療界の注目を集めている取り組みが、胆のう疾患に専門特化した国内でも珍しい「胆のう専門外来」だ。その情報を知った患者が日本全国どころか海外からも訪れている。

 胆石や胆のうポリープなどの良性疾患を中心に、胆のうだけで年間200件の手術を行っている。

 「昔は開腹手術だったので数週間の入院を余儀なくされていましたが、いまは腹腔鏡手術が普及したことで、患者さんにとっても手術が身近になりました。腹腔鏡手術では、木曜の午後に入院して金曜日に手術、日曜日には退院が可能です」

 胆石は、石が胆のうに留まっていれば痛みもないが、胆のうの出口に詰まってしまうと激痛を引き起こす。胆のうポリープも小さければ問題がないことが多いが、サイズが10ミリを超えてくるとがんのリスクが高くなる。

 「痛みがない段階の患者さんに、手術のリスクとベネフィット(効果)を説明すると、いまは手術を希望される方が多くなりました」

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