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【雇用延長時代を生きる健康術】早期発見・早期治療へ…がん検診「見落とし」を防ぐための施設選び (1/2ページ)

 2人に1人はがんになるといわれる時代、早期発見・早期治療は雇用延長時代に働き続けるため重要だ。その一助となる「がん検診」で検査の質が問われている。昨年、東京都杉並区のクリニックにおける肺がん検診での相次ぐ見落としが発覚し、肺がんで亡くなった人までいたからだ。これでは検診の意味がない。

 「がん検診は、がんを見つけるための検査ですが、必ずしもがんに詳しい医師が検査内容をチェックしているとは限りません。施設によって差があるのです。それが受診者にわかりづらいことが問題だと思っています」

 こう指摘するのは、国立がん研究センター社会と健康研究センター検診研究部の中山富雄部長。呼吸器内科医として数多くの肺がん患者の診断・治療を行い、現在、がん検診の疫学研究に力を注ぎ、がん検診ガイドライン策定などにも関わっている。

 「一般的に、医療過誤を防ぐため、仮にがんと診断されたら、ご自身でがん治療に詳しい医療機関を調べて受診すべきといわれますね。がん検診も、医療機関をよく調べて選択すべきです」

 がん検診で厚労省が推奨しているのは、男女共通の胃がん、肺がん、大腸がん、女性の乳がん、子宮頸がん(別項参照)。中山医師によれば、この5項目に力を入れて専門医などもそろえている施設が、選択するときのチェックポイントになる。胸部エックス線検査などの画像診断では、2人以上の医師が確認する「二重読影」を行っているかもチェックをしよう。

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