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【おやじ酒場】“モツ料理の達人”が焼く「焼トリッパ」で乾杯! 新橋「やきとん 玉や」

 鉄道発祥の地としても知られる新橋。チョイと一杯楽しめるスポットばかりのパラダイス。ガード下や路地裏の焼き台からただよう煙と甘い香りに誘われて、もつ料理の逸店にふらり立ち寄り心をつかまれた。

 JR烏森口改札を出ると目の前はニュー新橋ビル。烏森通りの信号を渡り、南側に広がる脇道に入ると「やきとん 玉や」と書かれた黄色くデカい提灯が軒先を照らす。4人が座れるテーブルが5卓並び、奥は厨房(ちゅうぼう)を囲んだL字のカウンター席。止まり木に腰をかけると、モクモクと煙が立ち上がる中から店主の堀田和之さんがやさしい笑顔でお出迎え。

 まずは定番の「やきとん串」(1串140円)。12種類の部位がそろうなかから「シロ」と「レバ」をタレ、「カシラ」と「豚チレ(脾臓)」はシオで。お供は「ホッピー」(白・黒セット520円)に。串は肉厚で大ぶり。秘伝の甘辛タレにからまったレバは本来のおいしさを失わない焼き加減が絶妙。

 堀田さんはモツ焼き店などで十数年修業を重ね、2001年に新橋駅の近くで「玉や」を開業。5年前に現在の店舗に落ち着き“モツ料理の達人”に。「柳通りのあたりに『新橋二丁目店』もあります」と堀田さん。

 「にら玉」(480円)や「ゴーヤーチャンプルー」(580円)など、多数の料理がそろうが、モツの専門店だから希少部位の珍味メニューも並ぶ。「フワクン」(500円)は、豚のウワ(肺)の薫製。「食べやすくするために考えたアイデア料理です」。薫製の味と香りがついた独特の味わい。ビールやホッピーに相性がよさそうだ。

 差し替えは、焼酎を紫蘇エキスとリンゴ果汁が主原料のバイスで割った「バイスサワー」(450円)。牛のハチノス(胃袋)を丁寧に焼き込んだ「焼トリッパ」(500円)もいただきましょう。唐辛子味噌を添えて外側はカリカリ、中はコリコリの食感だ。

 名物「牛もつ煮込」(450円)、ゴマ味噌味の「麻辣もつ鍋」(980円)もおススメの逸品。さて、お次はどんな肴をつまみましょうか。

 ほろ酔い予算2000円~

 ■東京都港区新橋4の19の6第2粕谷ビル1F。03・3459・6188。営業17~23。日、日月連休の月休。

 ■高山和久 昭和の時代濃い酒場、うじうじと長っ尻できる居酒屋をこよなく愛す。お笑い系芸人を取材した後、今宵も東西南北の街でチョイと一杯、はしご酒~。

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