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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】湘南で医療の“地産地消”に取り組む 湘南東部総合病院脳神経外科部長・勝野亮さん (2/2ページ)

 神奈川県のほぼ中央に位置し、東京や横浜のベッドタウンとしても機能する茅ヶ崎だが、脳卒中の救急受け入れ態勢は脆弱だった。市外の病院に受け入れてもらうことも多く、救急隊の悩みの種でもあったのだ。

 「茅ヶ崎の脳卒中は茅ヶ崎で治療する-つまり“医療の地産地消”です。そのために、救急要請は可能な限り受け入れる体制を構築していきたい」

 ただ受け入れるだけではない。勝野医師のこだわりは、低侵襲で根治。つまり、体に与えるダメージの小さな根治治療だ。

 「患者の求める、患者にとって有益な治療でなければ意味がない。『こうすればいいはず』という医者のエゴだけは、絶対に持ちたくないんです」

 24万茅ヶ崎市民の脳を守るために北海道からやってきたスーパードクター。その活躍に期待がかかる。(長田昭二)

 ■勝野亮(かつの・まこと) 1973年、岐阜県揖斐郡生まれ。2000年、獨協医科大学卒業後、日本医科大学脳神経外科入局。網走脳神経外科リハビリテーション病院、帝京大学医学部附属病院講師、道東脳神経外科病院副院長勤務を経て、19年4月から現職。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医、日本脳卒中の外科学会技術指導医。医学博士。趣味はジョギング。

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