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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「重症疾患の治療」に特化する皮膚科手術の達人 埼玉病院皮膚科医長・中捨克輝さん (2/2ページ)

 守備範囲の広い中捨医師。一つひとつの手技へのこだわりも強い。特に手術は得意だ。

 「神経線維腫症の手術では、研修医時代は1時間で7つしか切除できなかったが、いまは同じ時間で240個取れるようになりました。昔から“考える”“工夫する”という作業が好きだったので、この仕事は向いていると思っています」

 病気と長く付き合っていかなければならない慢性疾患の患者も少なくないため、“患者教育”が重要になってくる。初診は診療所の医師からの紹介患者に限定。外来は完全予約制とすることで、患者への説明に時間を割く。

 「(クリニックではない)病院の皮膚科とはどうあるべきか-というテーマを常に考え、実践していきたい」。皮膚科領域における地域の砦として、中捨医師にかかる期待は大きい。(長田昭二)

 ■中捨克輝(なかすて・かつき) 1977年愛媛県新居浜市生まれ。2001年、慶應義塾大学医学部を卒業し、同大医学部皮膚科に入局。同大学病院、帝京大学市原病院、埼玉医科大学総合医療センター、帝京大学ちば総合医療センター、稲城市立病院等に勤務を経て、16年から現職。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、がん治療認定医、診療情報管理士。趣味はアクアリウムと「男の料理」。

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