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【ベストセラー健康法】「むせる、せき込む」は要注意! 「のどピコ体操」で誤嚥性肺炎予防を (1/2ページ)

 「フレイル」という言葉をご存じだろうか。「衰え、弱まり」という意味で、老年医学会が2014年に考案した言葉だ。現在は厚生労働省が高齢者の疾病&介護予防の中心的取り組みとして「フレイル対策」を打ち出している。そんな中、決め手が「のど」にあるとする本が登場した。

 「フレイル対策は健康寿命を延ばす鍵」と厚労省は位置づけている。要介護状態になる原因に「認知症」「転倒」と並んで「高齢による衰弱」が考えられているからだ。

 フレイルというと、足腰や認知機能をイメージする人は多いだろう。しかし、実は「のどのフレイル予防」も重要だという。

 「むせたり、せき込んだりしたときの音が大きいことは、不健康な印象を与え、近くにいる人、特に女性に嫌われる行為の一つといわれています。原因は『のど』の筋肉の老化。肺炎のリスクが高くなっているかもしれません。そこで、誤嚥性肺炎予防の『のどピコ体操』で、のどの若返りと『イケてる大人の声作り』にチャレンジしてほしいと思い、本書を書きました」

 そう話すのは、『60歳からはじめる「のどピコ体操」』(PHP研究所)を書いた同体操の考案者で、ヴォイスティーチャーの高牧康氏。高牧氏が理事長を務めるNPO法人東京ベルズでは現在、医療介護施設や自治体、企業の依頼により「のどピコ体操コンサート」を全国各地で行っている。

 「のどピコ」とは「のどちんこ=口蓋垂」のこと。物を飲み込んだとき「のどピコ」は上がり、周辺の軟口蓋が鼻への通り道を閉ざす。これは、飲み込んだ物の逆流を防ぐため。つまり、「のどピコ」を鍛えることで、誤飲性肺炎の原因の一つと言われる声帯萎縮の予防と嚥下(えんげ)運動の衰えを防ぐという。

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