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【板倉あつし 菜湯紀】群馬・上牧温泉「辰巳館」と里山炭火料理「いろり献残焼」

 群馬県みなかみ町上牧温泉、温もりの宿「辰巳館」は6つの風呂が楽しめる。泉質はナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉で、源泉掛け流しと循環濾過(ろか)を併用。庭園露天風呂「たまゆらの湯」、総檜風呂「かわせみの湯」、9~11月は月夜野産のりんごが浮かぶ女性専用「ひすいの湯」と貸切風呂が2つ。

 そして辰巳館名物「はにわ風呂」には昭和36年に裸の大将「山下清画伯」自らが参加して仕上げた、タイルの大壁画「大峰沼と谷川岳」があり、その素朴な紅葉風景が、名湯とともに疲れを癒やしてくれる。

 自慢の夕食は、上杉と武田の戦う武士たちが山菜や川魚を剣先に刺し、焚火にかざして焼いた、剣先焼きがルーツと伝わる里山炭火料理「いろり献残焼」だ。焦げ付かない特製の炭焼きグリルで、好きなペースで焼きつつ一杯。ビールも地酒も進んで仕方がない。仕上げの焼きおにぎりも格別。

 朝食は源泉を利用したせいろ蒸しを中心に、源泉粥(かゆ)ほか納豆、豆腐、のりにまでこだわり抜く美味ぞろい。リピーターの多い宿の実力を遺憾なく発揮している。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■上牧温泉「辰巳館」 群馬県みなかみ町上牧2052。0278・72・3055。平日1泊2食2人1室(炭火山里料理)1万2960円から。詳細はHPで。

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