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【鎮目博道の顔ハメひとり旅】ニューウエーブの“のぼり”に四苦八苦… あるようで無かった「顔ハメのぼり」

 いやー、発見してしまいました「顔ハメパネル」のニューウエーブ。なんと「顔ハメのぼり」ですよ。あるようで無かったじゃないですか?

 少なくとも僕は初めて遭遇しました。なにせ場所も取らないし、イベントにのぼりは、ほぼマストですから。それに「穴」さえ開けてしまえばいいわけですもんねえ。

 この「顔ハメのぼり」に遭遇したのは東京・代々木公園。10月3日から6日まで行われていた「第31回北海道フェアin代々木」の会場にありました。本業の放送関係のお仕事中に、代々木公園の中を通る井ノ頭通りをタクシーで移動していて、ふと見つけてしまったんです。

 「のぼりに穴が空いている。もしかして…」

 タクシーの運転手さんに「スミマセン、そこで止めてください」と刑事さんばりに言い放ち、降りてしまいました。そしたら、僕が発見しただけでも3種類ありました、顔ハメのぼりが。牛乳と、熊と、カニ…もうベタベタに北海道です。図柄もなかなか面白いし、グッドじゃないですか。

 ん? いや、グッドなんですけども、何か違和感が。なんていうんでしょう、胸のモヤモヤというか、顔をハメててちょっと釈然としないものがあるんですよねえ。

 いったい、なぜ?

 と、ここで気がつきました。「風」です。屋外に置かれるのが前提で、しかも「ハタハタ~」とはためいているのが前提ののぼりです。ひとたび風に吹かれると、なんていうのでしょうか、「めちゃめちゃハメづらい」のです。

 のぼりがぴったりと体にまとわりついてきます。撮影しやすいように向けようとしても、風に吹かれて思う方向になびきません。うまく絵柄が写らないので、何度も撮り直しすることに。うーむ。

 まあ、僕も愛好家として、せっかくのニューウエーブの出鼻をくじかれたくはありません。ひとまず「屋内や風のあまり吹かない場所向け」の素晴らしいものとしてとらえ、拍手を送りたいと思います。

 ■鎮目博道(しずめ・ひろみち) テレビプロデューサー。顔パネ未来研究所長。公共コミュニケーション学会会員。顔ハメパネルに変顔をしてハマり「一体化」する魅力に取り憑かれ、「顔ハメパネルは演劇だ!」とばかり各地を徘徊し飲んだくれる。昨年5月、「第1回顔ハメパネルシンポジウム」を開催。これまでにハメたパネルの数は500枚を超える。

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