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【板倉あつし 菜湯紀】長野県高山村・七味温泉「紅葉館」とフォアグラも出てくる田舎料理

 長野県高山村「信州高山温泉郷」は松川渓谷沿いに8つ温泉が点在する温泉天国。そのひとつ七味温泉には7つの源泉があり、昔はその源泉をまとめて使っていたという。七種混ぜるを七味唐辛子になぞらえて「七味温泉」と呼ぶようになったと伝えられている。

 「紅葉館」の主たる源泉は源泉温度65.4度、ph6.6の含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉で、エメラルドグリーンや乳白色に変化する。正真正銘の源泉かけ流しの温泉は標高1300メートルの静寂と相まって極上の湯となる。

 黒い湯船は前出の源泉に、もう一本ある30度の源泉を混ぜた湯で満たされて適温になり、化学反応で黒くなるため「炭の湯」と呼んでいる。

 料理は地の山菜や野菜、毎日いけすから上げるイワナ、信州牛を使った山奥の田舎料理。春は山に入り、たらの芽・コシアブラ・山ウド・反魂草(はんごそう)・こごみ・根曲がり竹・山ブドウなどを採り、秋はハナイグチやアミタケなどのきのこを調理。山奥の田舎料理と言いながら、フォアグラの茶碗蒸しが出てくるこだわりがうれしい。(一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■七味温泉「紅葉館」 長野県高山村大字牧2974の45。026・242・2710。平日1泊2食2人1室1万2000円から。詳細はHPで。

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