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【ここまで進んだ最新治療】続々登場!関節リウマチの「JAK阻害薬」とは MTXの効果が不十分な時に追加 (1/2ページ)

 寒い冬は関節(主に手足)の腫れや痛みが悪化しやすい「関節リウマチ」。自己免疫疾患の1つで発症すると急速に進行して軟骨や骨が破壊されていくため、早期発見、早期の治療開始が重要になる。

 治療は、進行を抑える薬として免疫抑制作用をもつ「メトトレキサート(MTX)」という抗リウマチ薬を内服するのが基本になる。そして関節の腫れや痛みに対しては、ステロイド剤や非ステロイド性消炎鎮痛薬を使う。

 しかし、MTXの効果が不十分な場合は「生物学的製剤」を追加する。生物学的製剤は注射薬(点滴静脈注射や自己注射)で、現在、国内で使用できるのは8剤もある。さらに近年は「JAK(ヤヌスキナーゼ)阻害薬」という内服薬が、2013年、17年、19年と3剤が続々と登場している。

 JAK阻害薬は、どんな位置付けで使われるのか。関節リウマチに詳しい「長瀬クリニック」(東京都板橋区)の長瀬満夫院長が説明する。

 「関節リウマチの治療は03年に承認された生物学的製剤の登場によって劇的に変わり、症状が落ち着き病気の活動性が低い『低疾患活動性』や、症状が完全に落ち着き進行が止まっている『寛解』の状態を維持できる患者さんが格段と増えました。しかし、それでも進行してしまう患者さんがいます。JAK阻害薬は生物製剤と同様に、MTXの効果が不十分な場合に追加する薬です。薬の選択肢が増えたのです」

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