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【板倉あつし 菜湯紀】長野県 食・酒・屋・装・音・湯…こだわりの美ヶ原温泉「旅館すぎもと」

 長野県美ヶ原温泉「旅館すぎもと」は信州松本の古民家を再生した個性あふれる民芸の宿。おまかせスタンダードプラン「束間野(つかまの)会席」をざっと解説すると、南瓜・厚揚げ・虚無僧タケとゴボウのきんぴら・リコボウ(ハナイグチタケ)の薄煮・ほうれん草とシメジの酢の物・ヒラタケと猪肉炒め・菊芋・セロリの炒め煮・ムカゴのみそ汁・ひたし豆・長芋寒天・信州サーモンにぎり・鳥貝と青柳・イワナのなめろう・マコモダケとフグすり身ほかの天ぷら・猪鍋。

 馬刺しのたたき~すぎもと流は、馬刺しで味噌を包んで、わさびを包んで、行者ニンニク・葱・ミョウガ・大葉と合わせてとさまざまに楽しくおいしい。

 料理長も兼ねる館主が47分かけて全身で打つ手打ちそば(別注)は芸術品レベル。食事・日本酒・ワイン・ウイスキー、オーディオ、ジャズへのこだわりは、本紙全面を使っても書ききれない。

 奈良時代から続く束間の温泉(現在は美ヶ原温泉)の泉温は42.8度、PH8.6のアルカリ性単純温泉で、さっぱりした湯上りが心地よい。

 (一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■美ヶ原温泉「旅館すぎもと」 長野県松本市里山辺451の7。0263・32・3379。1泊2食2人1室1万5000円から。詳細はHPで。