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【今から始めよう!70代まで働く健康術】糖尿病や心筋梗塞の原因? 歯周病と腸内細菌、全身病の関係 (2/2ページ)

 「中等度や重度の歯周病の人は、血中の炎症性サイトカインの値が高い。炎症サイトカインは文字通り、細胞や組織に炎症があると上昇するタンパク質です。関節リウマチや炎症性腸疾患などの免疫系の病気に関わり、インスリン抵抗性を引き起こすことで、糖尿病やメタボリックシンドロームなどにも関与します」

 歯周病を撃退することが腸内細菌を整え、全身の健康にも役立つ。では、毎食ごとにハミガキをすれば大丈夫なのだろうか。

 「歯並びによってハミガキの方法は異なります。歯科でご自身に合ったハミガキ法を学んでください。その上で、1日1回は、プラーク(歯垢)が残らないようにしっかり磨くことが重要になります」

 外出時の食後は、ハミガキする場所がなく、洗口剤で済ます人もいるかもしれない。これではあまり意味はないという。

 「プラークはバイオフィルムで覆われているので、歯ブラシでこすらないと洗口剤は歯垢の中まで浸透しません。ハミガキの後の使用が、洗口剤の正しい使い方です」

 歯ブラシ、歯間ブラシ、洗口剤を正しく使って歯周病を撃退することが、健康長寿につながる。(安達純子)

 □歯周病との関連が指摘されている主な病気

 ■糖尿病

 ■メタボリックシンドローム

 ■心筋梗塞/狭心症

 ■脳卒中

 ■アルツハイマー病

 ■誤嚥性肺炎

 ■炎症性腸疾患

 ■骨粗鬆症

 ■関節リウマチ

 ■慢性腎臓病

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